古書店・猫目堂

実在しない古書店。でも確かな想いを綴り、ここに置いてゆきます。

2020-01-01から1年間の記事一覧

【猫目堂店主のオススメ書籍②】

だいぶ寒くなってきましたね。部屋を暖かくして、コタツで読書など如何でしょう? 店主はファンタジーもの(小説でもゲームでも)が大好きなのですが、今回は海外のファンタジー小説をご紹介させてください。 【バーティミアス サマルカンドの秘宝】 (ジョ…

【魔法使いの宝飾店と指輪の物語】

その街は、二十歳そこそこの僕にとってまるで魔法のような街だった。 天井の高いアーケード街。古くて洒落た喫茶店。 僕の興味をひく服や靴。雑貨や本。 そこには全てが詰め込まれていて、何度訪れても飽きることがなかった。 6番街と7番街の間だっただろう…

【猫目堂店主のオススメ書籍①】

読書の秋、ってことで、ここ半年は本を読んでいない(笑)店主のお気に入りな本を紹介しようと思います。 【どこから行っても遠い町】 (川上弘美 著)どこか近くにありそうなちいさな商店街。 魚屋さんや居酒屋、喫茶店。 そこに働く人やお客さん、さらにそ…

【いいえ私は 子年の女】

彼女は買い物カゴにシリアルの袋を2つ入れた1つでいいじゃん? …って言っても無駄だと 言いかけてやめた なにしろ彼女は【子年生まれの女】だから ネズミ年生まれの女は 備蓄するものよ と 彼女は言う なんだよそれ?午年の男には到底理解出来ない理屈だ 彼…

揺れ動く天秤【躁と鬱について】

自分は「双極性障害」(躁鬱病)という精神的疾患で もう10数年間に渡って精神科にご厄介になっている。…なかなか長い時間。ここ数年については、割と落ち着いた生活が送れてます。ありがたいことに。 さて躁鬱(そううつ)という言葉、 自分もこの疾患にな…

【Twitter】青くて白い鳥の呟き

Twitterというものについて考えてみる。 このブログ(のようなもの)を今見ている人は、多分Twitterから飛んできた人が多いかと思います。自分がブログ(のようなもの)を書いてみようと思い立ったのも、ブログを書いてるフォロワーの人達に刺激を受けたから…

【浮遊する一人称について】

現実(リアル)では 『俺』>>『自分』 てな感じですかね。中学生までは『僕』だったかな? 高校にいってからムリヤリ『俺』にしたんだな いわゆる高校デビューってやつに失敗したのだけれど、このあたりはまた別の機会にでも。ちなみに村上春樹の小説の主人…

【はじめに・店主の挨拶】

記憶や空想、日々思い考えた事。 綴っていこうと思います。 もはやブログと呼べるかどうか…(笑) 文章を書く上で、ツールや媒体もここで良いのかもわからないし。 でもそんな物事の1つひとつを、本に見立てて 小さな古本屋のちいさな本棚に適当に並べていく…